【中国版マッチグループ】MOMOの財務分析
今回は中国のマッチングサービス「MOMO」を特集したいと思います。
◆株価
直近1年間の株価です。
参考:Yahooファイナンス
見ていただいた通り、コロナ禍が認識されてから大きく下落しました。そこから全く戻っていないというのが現状です。
たまに上昇することはありますが、ジリジリと落ちていくことがずっと続いてきました。
こんなに下がっていく株に手を出すことはあまりよろしくないと考える人が多いかと思います。
しかし、私は14.53ドルで100株買ってしまいました笑
私がこの株を買ったの理由は、「業績」と「競合他社の株価」という2点です。
◆財務諸表
まず株価が大幅に下落したMOMOの業績を見てみましょう。
参考:Investing.com
コロナ前の2019年12月期とコロナ禍の2020年四半期全てを比較してみましょう。
確かに19年12月期に比べて、2020年四半期全てが続伸したとは言い難いです。しかし、株価が半分以下になったことを考慮して見てみると、そこまでの収入減とは言えないのではないでしょうか。
純利益を確認すると、確かに半分程度になっているかもしれません。しかし、売上純利益率を見てみると、10%以上をキープしております。
私個人的には、確かに売上成長率は鈍化したとは思いますが、株価が半分以下になるほどのインパクトではないのでは?と感じます。むしろ期待が先行したことによる行き過ぎた株価だったのかもしれません。
次にBSとCFも見てみたいと思います。こちらで本当にキャッシュがあるのか、倒産しないのかを見ることができます。
参考:Investing.com
BSの貸方を見てみると、負債比率が30%ちょい程度ですね。営業CFを見るとしっかり稼げています。
また、財務的な返済をしながら、現金が増加しているということは、本当にしっかりしています。
株価が行き過ぎていたのかも確認してみました。
今のMOMOのPERはBloombergによれば8.61倍なので、同業界のマッチグループ(PER:36.3倍)と比較するとかなり低く感じます。コロナ前であっても100倍を超えるようなPERではなかったとわかります。
これらのことから、私自身投資している身ですので、割安かつ安定的な株であると考えています。
中国株なので、よく粉飾決算やってたりしますのでリスクはありますが、、、笑
※投資は自己責任でお願い致します。