【S&P500 ETF 円建て】東証上場のS&P500連動ETF 為替ヘッジ有の徹底比較
今回は、円建てで米国の主要指標であるS&P500に投資可能なETFを紹介したいと思います。
投資は自己責任でお願い致します。
参考:Apple「株価」アプリより
◆背景
本ブログ記事を作成した2023年1月27日は、各国の中央銀行主導の金融緩和/利上げによって、株式市場と為替市場のボラティリティが高まっている時代の真っ只中です。
1ドルが130円になったり、150円になったり、、ここまで為替がブレる時代があったでしょうか。その為替影響を怖がって、日本株を投資先にする人も多いかと思います。
それでも、米国に投資したい!と思っているのが私です。
FRBの利上げ方針によって下落の一途だったS&P500やダウ平均、ナスダックなどの米国市場全体に投資をしたいと考えています。
その中でも特に米国の優良企業群全体への投資が可能となるS&P500連動のETFを紹介します。せっかくなので、信託報酬率や配当利回りの観点からどれが良いのかも確認しました。
※S&P500(S&P500種指数)とは、S&Pダウ・ジョーンズ・インデックスLLCが公表している株価指数です。市場規模、流動性、業種等を勘案して選ばれたニューヨーク証券取引所やNASDAQに上場および登録されている約500銘柄を時価総額で加重平均し指数化したものです。
参考:マネックス証券
◆S&P500連動ETF(為替H有)
S&P500と連動するETF(為替ヘッジ有)はいくつかあります。
- 【2521】上場インデックスファンド米国株(S&P500)H有
- 【2563】iシェアーズS&P500米国株H有
- 【2630】MAXIS米国株式(S&P500)H有
- 【2634】NEXTFUND S&P500指数連動型上場投信H有
【2521】上場インデックスファンド米国株(S&P500)H有は、2022年9月末時点で26兆円規模の資産運用を行う日興アセットマネジメント社が提供するETFです。
【2563】iシェアーズS&P500米国株H有は、2022年12月末時点で8.59兆ドル(1,134兆円)規模の資産運用会社であるブラックロックが提供するETFです。
【2630】MAXIS米国株式(S&P500)H有は、2022年4月末時点で21.3兆円規模の資産運用を行う三菱UFJ国際投信が提供するETFです。
【2634】NEXTFUND S&P500指数連動型上場投信H有は、2022年3月末時点で67.9兆円規模の資産運用を行う野村アセットマネジメントが提供するETFです。
◆ETF比較:信託報酬率&配当
上記のETFを信託報酬率(2022年9月末時点)と配当利回り(2022年9月末時点)の観点で比較してみましょう。(比較情報は日本証券取引所の掲載内容を元にしております。)信託報酬率と配当利回りは変動しますので、最新の状況は常に確認しましょう。
ちなみに、信託報酬率というのは、SMBC日興証券によると、投資信託を管理・運用してもらうための経費として、投資信託を保有している間はずっと投資家が支払い続ける費用のことです。
参考:https://www.smbcnikko.co.jp/terms/japan/si/J0170.html
- 【2521】信託報酬率:0.165% 配当:1.04%
- 【2563】信託報酬率:0.077% 配当:1.21%
- 【2630】信託報酬率:0.077% 配当:1.08%
- 【2634】信託報酬率:0.077%配当:1.23%
このことから、【2634】NEXTFUND S&P500指数連動型上場投信H有が、S&P500連動の為替ヘッジありのETFの中で、最も信託報酬率が低く、配当利回りが高いと分かりました。
◆終わりに
今回は、東証に上場している、S&P500連動の為替ヘッジ有ETFを紹介しました。信託報酬率や配当利回りは常に変化します。また、個人が取引に利用する証券口座によって取引手数料が変動します。そのため、私個人としては、コストが安くて効率が良い投資を常に実施していければ思っています。反応が良ければ、またこういう記事を作りたいと思います。