【米国株 高配当】北中南米を股にかける高配当飲料株
今回取り上げるのは、
コカコーラ・フェムサ(KOF)です。
◆概要
コカコーラ・フェムサは、北中南米でコカコーラ商標の飲料製品を生産・販売しているボトラーです。
日本のコカコーラボトラーズジャパンと同じ立ち位置です。コカコーラ社本体が飲料製品の原液を販売し、ボトラーがその原液を買って販売するという役割分担です。
「フェムサ」というのは、メキシコのフェムサグループのことで、上記のコカコーラフェムサの親会社です。このボトリング事業のほかに、コンビニ事業やビール等の製造・販売事業などを行なっている多角経営企業です。このフェムサグループも上場しておりますので、そっちを買いたい人もいるかと思いますが、今回はコカコーラ・フェムサについて色々共有したいと思います。
◆配当
何故今回コカコーラでなく、フェムサグループでなく、コカコーラフェムサを取り上げたのかというと、この企業が親会社以上の高配当銘柄だからです。
参考:SBI証券より
配当が7%を超えているのです。
高配当で有名なAT&Tやエクソンモービルを超えているんです。コカコーラよりも配当が高いんです笑 上記のような企業と同等以上の配当を行うには、しっかりとした収益性・安全性が必要です。投資指標であるPERやPBR、ROEをまず見てみましょう。
参考:SBI証券より
PERは20倍以下と割高な状態ではないと考えられます。また、PBRも1倍以下なら理想的ですが、2倍以下なので、まぁ良しとしましょう。ROEは8%を超えているので、大企業にしてはまずまずの数値です。また、負債が多すぎるかどうかがわかる、D/Eレシオも100%をしっかり下回っているので、安心ですね。BS及びアナリスト予測対比、CFの状況を見てみましょう。
参考:investing.comより
参考:investing.comより
参考:investing.com
BS及びCFを見る限りでは、倒産する心配はなさそうですね。むしろしっかりと営業CFを出せています。アナリスト予測対比ですと、売上及びEPSも予想以上でした。
◆株価
現在の株価と新型コロナウイルス流行影響を受ける前の2年前を比較してみましょう。
参考:Apple「株価」アプリより
2年前の大幅下落の前は、1株あたり65ドル程度でした。現在も回復してきているため、48~49ドルほどとなっています。今後の北中南米における経済及び生活の回復が鍵になってきます。ワクチンの普及が特にどう進捗していくのかをしっかりと確認していかないといけません。
◆今後
私自身もコカコーラフェムサを保有しています。理由としては、高配当であること、新型コロナ前の株価へ戻るまでの体力が十分にあること、の2点です。キャピタルゲインは大きくは望めませんし、そもそも2年前よりも前の時期でいえば、株価は右肩下がりでした。そのため、コロナ前で戻る水準になるまでは配当を享受しつつ、2年前の水準に近づいたら、売却していこうと思っています。
その前に、色々状況が変わったら普通に売ります笑
※株式投資は自己責任です。
以上、コカコーラフェムサについてでした。