【米国株 テンバガー候補】定額制不動産仲介PF・ファソムHD

 

今回は私がテンバガー化することをかなり期待しているファソムホールディングスを特集します!

◆企業概要

ロイターによると、ファソムHD($FTHM)とは、2017年に創業されたかなり新しい企業で、子会社を通じて、クラウドベースの不動産仲介業を営む持株会社です。

彼らは独自のソフトウェア「IntelliAgent」を活用して、不動産仲介のバックオフィス機能を管理することで、低コストでのビジネスを実現しています。

また、ウェブサイトを通じて、買い手、売り手、所有者、賃借人に売買・賃貸可能な物件へのアクセスを提供しています。

ここまではロイターによる情報ですが、肝心なサービスの強みが載っていません。

ファソムHDの1番の強みは、不動産仲介エージェント向けに物件あたりの定額上限で仲介及びサポートを行えるプラットフォームを提供していることです。

参考:Fathom Realtyより

動画だとイメージ湧きやすいとは思います。

ファソムHDの定額制は、敏腕エージェントにとって非常有益なものです。

どんな物件の値段であれ、利用金額の上限が決まっているため、高い物件を売れれば売れるほど自身の儲けが大きくなるからです。

通常であれば、取引価格に応じて手数料が変わっていくものですが、その常識を覆しています。

また、最近は企業買収によって力をつけています。

直近では、プロバイダー依存を下げるためにNaberly Solutions社のプラットフォーム、アトランタの不動産エージェント企業・不動産の専門家向けに競争力のあるハイパーローカルなツールを提供する技術プラットフォーム「LiveBy」、住宅ローンや住宅保険およびその他の保険)などの事業子会社を有する持株会社E4:9HDを買収しています。

残念ながら、上記ツールやサービスを利用したことがなく、口コミも見つけられていないので、どの程度優れているサービスなのかは分かることができていませんが、2019年からVCによる不動産テックへの投資がかなり大きくなっていっていることから、今後のデジタル化を多くのVCが期待していることがわかりますので、不動産業者向けのサービスは今後もホットトレンドなのだと思います。

 

◆財務情報

では、不動産テックを提供する$FTHMが儲かっているのか見ていきましょう。

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参考:$FTHM2021年第一四半期決算短信より

https://d1io3yog0oux5.cloudfront.net/_2fdec2d28ec02480c338efe49946f346/fathomrealty/news/2021-05-13_Fathom_Holdings_Inc_Reports_72_Revenue_Growth_for__36.pdf

まず売上を見ていきますと、2020年:28百万ドルから2021年:49百万ドルと前年対比で+70%以上と大きく伸張していることが分かります。取引量も利用エージェントも共に伸びていることから、今後も成長していくことが伺えます。

売上原価を確認すると、粗利率が低いビジネスをしているということがわかります。

これは売上が何に起因しているかによります。不動産仲介取引があった場合、まずファソムHDを通して支払われ、そこからファソムサービスの利用料(月額450ドル程度)を取って、後は全てエージェントへ支払うのだろうと予想します。

このことから、実質的な売上がGross Margin(売上総利益)であると分かります。

そのため、ファソムHDのソフトウェア売上は、四半期3百万ドル程度であると思います。今後も伸びていくとはいえ、現状では12百万ドル程度の売上と考えます。

次に販管費を見てみると、とんでもなく増加しています。主に上記で述べた買収に起因した増加です。

CF計算書の投資CFを見てみると、2百万ドルで買収していることがわかります。また、IPO関連の費用も大きかったとの事です。

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参考:$FTHM2021年第一四半期決算短信より

https://d1io3yog0oux5.cloudfront.net/_2fdec2d28ec02480c338efe49946f346/fathomrealty/news/2021-05-13_Fathom_Holdings_Inc_Reports_72_Revenue_Growth_for__36.pdf

IPOしたばかりということもあって、現預金は豊富にありますし、借入金も少ないことから、今後の投資にも拍車をかけているだけの余力はあるので、まだ安心した投資対象としていけると思います。

 

◆株価と今後の成長

次に現在の株価が割安なのか見ていこうと思います。時価総額は現時点で506百万ドル程度です。先程の実質売上(12百万ドル)と比べると、PSR42倍割高な印象です。ただ、まだまだ成長フェーズであるため、買収を含めた今後の成長性と安定したストック収入を加味して投資しています。なので、個人的にはあまり気にしていません。

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参考:Apple「株価」アプリより

では、その「成長」とはどの程度を想定しているのかが最も重要だと思います。

まず市場規模を見てみましょう。

米国における不動産販売件数は単月で730万件程度と予測します。これは中古不動産が2020年7月単月で586万件あり、中古不動産販売が全販売件数の8割程度を占めていると言われているからこその推測です。

つまり、年間で8,760万件程度の取引があると考えられます。現状のファソムHDだと、3ヶ月で6,900件程度なため、まだまだ市場が大きいと考えられます。

また、定額制サービスは1件あたり450ドルなため、ポテンシャルとしては、394億ドルが最大の売上総利益です。ここまでになることはないと思いますが、これだけの市場規模があるのです。

現在からテンバガーを狙うということは、時価総額ベースで50億ドルを超えることを意味します。

現在のPSRの半分程度の20倍で見ると、年間で2.5億ドルの売上総利益、取扱物件ベースで年間55万件です。市場シェアの0.62%です。

純粋に現状の定額制サービスのみでの見立てですが、これに加えて、住宅ローンや保険といった付帯サービスからの収益も得ていくことを考慮すれば、まったく狙えない数値ではないと考えています。

というのも、現在の成長率(前年比+72%)が続けば、6年後には71万件程度を取扱物件としている可能性があるからです。もちろん成長率が落ちることもあるかと思いますが、定額サービスのみ、しかも米国だけで6年後に10倍の株価になる可能性があるならば、投資しようと考えて保有しています。上振れ要素も多分にあるため、期待しながら保有し続けようと思います。

以上、個人的なテンバガー候補でした!

 

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